私はこう考える

海岸にシャワーがついた

この夏、白里海岸に新しいトイレができた。第一印象、暗い(照明ではない)。コンクリート打ちっ放しのデザインは外見は良いが内装が良くない。一億近い税金で作ったわりには今一歩であるが、シャワーはどうにか付けさせることができた。設計の段階でシャワーがついてなく、何度も委員会や予算審議等でシャワーをつけるように発言した成果だ。
本町の観光の目玉は白里海岸だ。しかし海水浴は、年々減っている。これは全国的傾向であり、少子化とレジャーの多様化の中でますます減っていくだろう。そこで求められているのが通年観光だ。海岸でいえばサーフィンなどのマリンスポーツ、ビーチコーミング、海浜動植物の自然観察、散策、犬の散歩などもあるだろう。
その中でもサーフィンは町内にもサーフショップも増えてきてオフシーズンの目玉だ。湘南のようになることは難しいかもしれないが、もっと行政の支援や理解があるべきだ。サーファーは地元で金を落とさないということがよく言われる。しかし、民宿に泊まらないとか食堂を利用しないとかいうのは現状維持の短絡的思考だ。人が集まれば自然とビジネスチャンスは生まれてくる。それを生かせるかどうかなのだ。誰もいない海も私は好きだが、観光的にはちょっとおしゃれなカフェや食堂があったり、地元のお土産などを売っている店があるといい。通年的に海岸に訪れる人を増やすことが大事で、短絡的な金にならないという考えでは新しいことは生まれない。次は太陽熱の温水シャワーが欲しい。

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