私はこう考える

災害に強いまちづくりを

想定外では許されない

東日本大震災では、原発事故も含めて「想定外」だったことを国も自治体も言っています。しかし、明治以降も3度も大津波が来ていますし、今回の津波より大きなものもあったことがわかっています。「想定外」と言っても国や自治体が作った基準の想定外ということです。
かつて前町長と津波について議会で議論したことがあります。波乗り道路があるから相当程度の津波に耐えられるのではないかという見解が示されました。しかしこれは元禄津波を当てはめた場合のことです。今回のような巨大津波では、近隣の旭市のように大きな被害をともないます。物理的な防御には限界もあります。高齢者や障害者、保育園児の避難計画の見直し、ハザードマップの改訂などを進める必要があります。
また今回の震災では、停電や電話がつながらなかったことで住民に大きな不安がありました。このような災害のときには夜間・休日でも庁舎を開けたり、災害に強いことが証明されたインターネット情報発信にもっと力をいれ、災害に強いまちづくりをすすめていく必要があります。 

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